ユーカリ精油の種類と香り
ユーカリはオーストラリアを中心に自生しており多くの種類が存在します。
さまざまな用途に利用されており、木材は耐久性があり、建築や家具などに使用されます。
また、ユーカリの葉は特有の香りを持っており、葉の部分を蒸留することでユーカリ精油を抽出することができます。
アロマテラピーでは、さわやかな香りや抗菌作用などの特性から、喉の痛みや鼻づまり鼻水などの呼吸器系の不調の緩和や心身のリラックスに役立つとされています。
疲労やストレスなどを感じているときなど、気分転換やリフレッシュしたいときにおすすめな精油です。
以下に弊社で取り扱いしている代表的なユーカリ精油をご紹介します。
ユーカリグロブルス精油(Eucalyptus globulus)
ユーカリの中でも最も一般的なユーカリ精油で、主成分として1,8-シネオール(ユーカリプトール)が、70%以上と豊富に含まれています。
また、ユーカリラディアータよりもα-ピネンの含有量が多いため、気持ちをシャキッとさせる強壮作用があるといわれています。
強い清涼感のある香りを持つため、リフレッシュしたいときや集中したいときにおすすめです。
また微量ですが、甘みのある香りのアロマデンドレンという香り成分が含まれているのが特徴です。
主な芳香成分
1,8-シネオール(ユーカリプトール): ユーカリグロブルス精油の主要な成分であり、緊張緩和、呼吸器系の不調におすすめです。
α-ピネン: 樹木に含まれている香り成分のひとつ。爽やかな香りで森林浴を思わせます。
リモネン:フレッシュなすっきりとした香り成分。
アロマデンドレン:ミントを思わせる甘い香り成分
ユーカリラディアータ精油(Eucalyptus radiata)
ユーカリの中でも比較的穏やかな香りを持つ品種です。
ユーカリグロブルスとの違いとして1,8-シネオールが比較的少なく、"ツン"とした香りが少ないのでマイルドなユーカリとされています。
小さいこどもからお年寄りにも使用できるユーカリ精油です。
優しい清涼感があることが特徴で、気持ちをリフレッシュしたいときにおすすめです。
主な芳香成分
1,8-シネオール(ユーカリプトール): ユーカリグロブルス精油の主要な成分であり、緊張緩和、呼吸器系の不調におすすめです。
α-テルピネオール:やさしく甘い花のような香りを持ちます。
リモネン:フレッシュなすっきりとした香り成分。
α-ピネン: 樹木に含まれている香り成分のひとつ。爽やかな香りで森林浴を思わせます。
ユーカリレモン精油(ユーカリシトリオドラ)(Eucalyptus citriodora)
レモングラスのような爽やかなレモン調の香りを持ちます。
シトラス系の香りなので元気になるようなモチベーションアップにおすすめです。
主成分として、シトロネラールが豊富に含まれています。
シトロネラールには、抗炎症や昆虫忌避作用があり、蚊やダニが嫌う香りとして虫よけ効果があるといわれています。
主な芳香成分
シトロネラール:レモンに似た強い香り成分。虫が嫌がる成分といわれています。
シトロネロール:バラのような甘くフレッシュな香り成分。
ユーカリスミティ精油(Eucalyptus smithii)
ガリーガム(Gully Gum)とも呼ばれユーカリグロブルスと同じく、1,8-シネオールが成分の大半を占めているユーカリ精油です。
強い清涼感のある香りを持つため、リフレッシュしたいときや集中したいときにおすすめです
主な芳香成分
1,8-シネオール(ユーカリプトール): ユーカリグロブルス精油の主要な成分であり、緊張緩和、呼吸器系の不調におすすめです。
リモネン:フレッシュなすっきりとした香り成分。
α-ピネン: 樹木に含まれている香り成分のひとつ。爽やかな香りで森林浴を思わせます。
p-シメン:フレッシュで爽やかなシトラス系の香りを持ちます。
おすすめの使い方
《アロマディフューザー》
数滴のユーカリ精油をディフューザーに入れ、部屋中に香りを広げます。
空間に芳香させることですっきりとした香りでリフレッシュできます。
また、つらい鼻づまりで夜寝付けないときなどにもおすすめです。
《マッサージオイル》
キャリアオイルにユーカリ精油を1%濃度以下にするように混ぜ、肩や背中などのマッサージに使用します。
香りの相性
ユーカリの精油は単品で使用しても素晴らしい芳香を持っています。
多くの精油と相性が良いのですが、10%~30%ぐらいの濃度で使用するのが良いでしょう。
相性が良いもの一例
レモン、スイートオレンジ、ベルガモット、パインスコット、ティーツリー、ローズマリー(ケモタイプ全て)、タイムリナロール、ゼラニウム、セージ、クラリセージ、ラベンダーベラ