About Coniferous Essential Oil
クスノキ精油の特徴
寒い時期には、温かみのある コニファー(針葉樹)精油 が大活躍します。
落ち着きのある爽やかなウッディな香りは、まるで森の中を歩いているような穏やかな感覚を呼び起こし、心身をリフレッシュさせます。
リラックスしたいときや、気分転換をしたいシーンにも最適です。
コニファー精油は、樹木系、ハーブ系、柑橘系、フローラル系、さらにはエキゾチック系など、多くの香りと相性が良いため、シーンや気分に合わせたブレンドを自由に楽しめます。
針葉樹系の精油には、以下の4種類があり、それぞれに特徴があります。
- モミ(Fir)
- トウヒ(Spruce)
- マツ(Pine)
- ヒノキ(Hinoki)
寒い季節には針葉樹精油を取り入れて心身を温めるひとときをお楽しみください。
モミ(Fir)
マツ科モミ属の針葉樹です。
学名がモミ属「abies(アビエス)」から始まるものがモミです。
クリスマスツリーとしておなじみで、ほんのり甘さのあるシトラス系ノートがあり、すっきりとした香りが特徴的です。

シルバーファー(ホワイトファー)
ヨーロッパ原産の針葉樹でヨーロッパモミとも呼ばれています。
主成分としてα-ピネンやリモネンが含まれています。
柑橘系成分のリモネンが含まれているので、香りにフルーティーさがあります。
すっきりとした香りで心を落ち着かせ、リフレッシュさせます。

バルサムファー
北米原産の針葉樹です。
主成分としてα-ピネンやβ-ピネンが多く含まれています。
その他成分としてデルタ-3-カレンやリモネンが含まれています。
緊張をほぐしてくれるような温かみのある香りです。

ダグラスファー
名前にファー(モミ)とついていますが、モミに似たマツの一種の植物です。
β-ピネンが主成分です。
ウッディで松のような香りですが、ほのかにシトラス系のノートがあるのも特徴的です。
爽やかな香りで、気分をリフレッシュしたいときにオススメです。
トウヒ(Spruce)
マツ科トウヒ属の針葉樹です。
学名がトウヒ属「picea(ピシア)」から始まるものがトウヒ(スプルース)です。
深い森の中にいるような爽やかな香りで、森林浴をしているような気分にさせてくれます。
マツ(Pine)
マツ科マツ属の針葉樹です。
学名がマツ属「pinus(ピヌス)」から始まるものがマツです。
マツの精油は、ピネンやリモネンで構成されているため、もっとも森林らしさを感じることができる特徴的な針葉樹の香りです。

パインスコット
ヨーロッパやアジアを原産とする針葉樹です。
ヨーロッパアカマツとも呼ばれています。
主成分としてα-ピネンやβ-ピネンが豊富に含まれています。
力強い森の香りで、清々しい気持ちにさせてくれます。

パインニードル
パインマリタイムやフランス海岸松とも呼ばれ地中海沿岸地域を原産とする針葉樹で、海岸松とも呼ばれます。
主成分としてα-ピネンやβ-ピネンが、豊富に含まれています。
また、リラックスして心を落ち着かせるβ-カリオフィレンという成分も含まれています。
パインスコットの力強い香りに比べて、軽くてフレッシュな香りです。

シダーウッド
長い歴史を持つ品種で、聖書などの記載でみられます。
木材自体は、防虫、消臭、抗菌効果があるため建材や収納ボックスの材料としてよく使われます。
β-ヒマカレンという成分が多く含まれており、トリートメントやマッサージで使用することでリンパの流れを良くして、むくみを改善するのに役立つといわれています。
気持ちのバランスを整えるグラウンディングオイルとしても知られています。
深く重い甘みのあるウッディの香りは、不安や緊張をほぐしてくれます。
ヒノキ(Hinoki)
ヒノキ科の針葉樹です。
耐久性に優れているため古くから建材として広く利用されてきました。
木の香り成分のひとつであるα-ピネンが多く含まれているため、リラックスさせる森林浴効果があります。